jazz時々カレーと中華の日々

 このところ忙しくて、アパートに帰ってからも仕事をしているような日々を過ごしてします。実家であれば自宅で夜長楽器を吹くことが可能で、乾いた日々でも多少気持ちがリセットできるのですが、現在のアパートで夜中に楽器など吹こうものなら、間違いなく然るべき機関に通報されます。そもそも帰宅するのが早くても午後9時ぐらいで疲労困憊なのですが、帰りに食事を買って自炊に励んでいます。もともと好きな料理がストレス解消になっている訳です。

  料理、掃除、洗濯が全て好きです。なんで?と言われてもよく分かりませんが、結構そうした男性は多いのではないでしょうか。料理教室に通う人も少なくなしと聞きます。私はこれまで、どちらかというと酒を飲みながらつまみ系のものを作るのが好きでした。今もまさにそうで、冬場になると、ワインを開栓後、数日置いていても劣化が少ないので、この次期、安ワインをちびちびやりながらアヒージョや中華などを作っています。

 和、洋、中でどれがいいと言われたら自分、中華かも知れない・・調味料のバリエーションの多さが魅力です。しかも、豆板醤、甜麺醤、豆鼓醤、オイスターソース、鶏ガラスープの素を揃えておけば、かなりそれらしい味が再現できる点も好感が持てます。もちろん、中華街で食べるような本格中華は簡単に作れませんが、まずくて食べられない料理はなかなか作りようがない。庶民の味方というやつですね。

 そうした料理に加えて、最近よく作るのがカレーです。カレー・ルーを使わない、いわゆる「スパイスカレー」です。きっかけは大阪の某店でココナッツ・カレーを食べたことでした。このお店、オフィス街の真ん中にありながら、地下の店内に入ると、木々が茂る森のような雰囲気を醸し出しているのです。同僚に連れて行ってもらったのですが、「チキン」「キーマ」「ココナッツ」の3種を選べるようになっていて、私は「チキン」と「ココナッツ」を選びました。「チキン」は想定内の美味しさでしたが、「ココナッツ」は想定外の美味しさでした。ココナッツのほんのり甘い香りがスパイスの鮮烈な香りと調和しつつ、見事に引き立てている。音楽でいえば13thのテンションみたいに一見関連がなさそうだけれど奇妙な安定感があるような感じ。ちょっとした衝撃でした。

 それ以来、安普請で作ったアパートのシンク前の壁の棚には数々のスパイスが並び(笑)夜な夜なカレーを作っている訳です。出来上がりは結構美味しくて、それなりに食べられるのですが、あの店のような鮮烈な感じがありません。今日作ったカレーは結構鮮烈(笑)ですが、もう一つなんですね。ちなみに今日作ったカレーはココナッツベースでスパイスはシナモン・スティック、クローブ・ホール、カルダモン・ホール、フェンネル・パウダー、コリアンダー・パウダー、クミン・パウダー、パプリカ・パウダー、ブラックペッパー・パウダーを使用し、ニンニクとショウガはすりおろしで使っています。

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 写真で見るとあまり美味しそうではありませんが、わりと美味しかったです(笑)

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 カレー関連のスパイスは小瓶で販売しているものでは全く追い付かなくなっています。鶏ガラスープの素は中華で使います。さすがに鶏ガラそのものからスープを取る時間は現時点ではありません。

 セールで仏ワイン6本が半額になっているものを買いました。3種類のワインで2015、16、17年モノが混在したセット。1最初の1本15年のボトルはイマイチでしたが、次の17年ものは美味しい。最近はほぼコスパのいいと思うスペイン・ワインばかり飲んでいましたが、仏産は王道的な味わいがあるような気がします。ワインとカレーは合わない、かなぁ・・・まだビールの方が。